2018年9月21日 「東京オリ・パラリンピックに向けたウォーターフロント地区のいま」を学ぶ!
今回のゲスト中林裕貴氏は、「NPO法人あそんで学ぶ環境と科学倶楽部」を創設し、東京湾の環境保全を中心に長年にわたる活動を展開されています。2020年の東京オリンピック、パラリンピックを控えて、大きく変貌しつつあるウォーターフロントで活動されているNPO法人の様々な活動内容を紹介いただきました。特に、主要事業のひとつである「都心の水辺でエコツアー」は水辺観光の先駆的な活動で環境省エコツーリズム大賞を受賞するとともに、TVなどのメディアで紹介される大人気の企画となったとのことでした。
また、東京湾周辺の「昔と今」についての貴重な話をお聞きしました。東京が江戸時代から水路を活用して発展してきたこと、今日の形になった経緯など興味深いお話にみなさん熱心に聞き入っていました。そして、知らなかったこともたくさん学べました。
一方、東京湾の開発が遅々としているのは、国や自治体の水辺に対する規制が影響しており、今後の発展には規制緩和が必要であるということも理解できました。
今後、水辺がさらに活性化することで、私たちの生活もより豊かになることが考えられ、そこにビジネスチャンスが生まれるのではないかという中林氏のお考えも印象的でした。
中林氏のポジティブで明るい性格から、あっという間に時間が経過しました。参加のみなさんからのたくさんの質問にも丁寧に回答いただき、今回も有意義な会になりました。